2019-03-10 詩:心象の電気ブラン漬け 詩 グラスに並々注がれた琥珀色に、心を漬けたら よろこびもかなしみも 苦しみもさみしさも 全てアルコールにとけて混ざって ゴクリ、一気に飲み干してやったら きっとこんな、何でもない一つの詩が 完成するのだろう。 反響する人々の歓談する声が グラスの中のアルコールを、琥珀色にしたのだ あの琥珀色は、人々の心の色をしていたのだ。